変形性股関節症に対するリハビリ!ストレッチと筋トレ方法を理学療法士が動画で解説!

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変形性股関節症に対するリハビリをまとめます!

その原因や症状、そして治療・リハビリについてをまとめてお伝えします!

 

変形性股関節症とは

股関節の変形により股関節の痛み、可動域の制限、歩行の障害などの症状を引き起こす疾患です。大腿骨の受け皿になる「臼蓋」と「大腿骨頭」が徐々に変形する進行性の疾患。

 

変形性股関節症には一次性変形性股関節症と二次性股関節症に分かれます。

  • 一次性変形性股関節症:明らかな外傷や既往歴がないもの
  • 二次性変形性股関節症:先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全などの明らかな要因があるもの

日本ではほとんどが二次性変形性股関節症が多いです。

 

変形性股関節症になりやすい原因

  • 先天性股関節脱臼
  • 臼蓋形成不全
  • 上記の疾患による関節損傷
  • 加齢
  • 肥満
  • 重い荷物を持っての作業

などが変形性股関節症になりやすい要因です。

ただ変形性股関節症になる原因ははっきりとしていないという専門家もいます。

 

変形性股関節症になるとどんな症状が出るの?

  • しゃがみこみができない
  • 階段の上り下りが辛くなる
  • 立っている時に股関節の前側が痛む
  • 歩いた時に股関節周りが痛む
  • 歩き始めが痛い
  • 歩くと体が左右に揺れる
  • 爪切りが難しくなる

など日常生活に支障をきたします。

変形性股関節症の初期段階は可動域が悪くなることは少なく、「痛み」が問題になりやすい。変形が進行すると痛みが徐々に出現して、膝や腰にも悪影響が出ます。

 

変形性股関節症の診断

  • レントゲン
  • CT
  • MRI
  • 関節の動き、痛みなどを総合的に評価

 

レントゲン上で関節と関節の隙間を確認して、関節の変形と動きや痛みを総合的に合わせて診断をします。

 

変形性股関節症の治療

  • 運動療法
  • 患者教育
  • 薬物療法
  • 手術療法

主にこの4つの治療方法があります。股関節の変形状況や痛み・動きに合わせて医師が治療方法を選択します。軽度の場合、まずは運動療法・患者教育・薬物療法の保存療法から開始。保存療法の限界にきたら手術療法へと切り替わります。

 

運動療法

運動療法の効果は短期的な痛みや可動域制限の改善には有効です。股関節周りの筋力をつけて、お尻周りの筋肉を柔らかくしていきます。同時に肥満の方に関しては体重をコントロールして股関節にかかる負担を軽減させていきます。

杖を使用したり、インソールを利用することで股関節にかかる負担を軽減することもできます。

患者教育

股関節に負担のかかる生活を見直すことです。正しい知識を患者さん自身が知ることで毎日の生活が変わります。リハビリをしていない時間にどれだけ股関節に気を配れるかが大切になります。

例えばジャンプする、走る、股関節を深く曲げる、ねじるといった動作は股関節に負担をかけます。これを知るだけでも股関節の負担が変わります。

 

薬物療法

痛みが強い場合に薬物療法を行います。炎症を抑えて痛みをコントロールするために使うので、根本的な治療ではないことを理解しましょう。「痛みを薬で抑えている」けれども原因はまだ残っているということ。

日常的に薬を使わないと我慢できない場合は手術療法を進められることが多いです。

 

手術療法

関節鏡手術、骨切り術、人工関節などがあります。痛みや日常生活の支障具合を医師と相談して総合的に判断しましょう。

 

関節鏡手術は比較的症状の軽い人に行います。痛んでいる軟骨をなめからにお掃除して炎症を抑える方法です。

 

骨切り術は大腿骨側や骨盤側の一部の骨を切って関節の形を整える手術です。60歳以下の人が行う場合が多いですね。

 

人工関節は重症度が高く、年齢も比較的高めの人が行う手術です。股関節自体を人工の関節にしてしまうので、脱臼するリスク・耐用年数が20〜30年というデメリットがあります。

 

変形性股関節症の手術をするタイミング

  • 日常生活に大きな支障をきたす
  • 痛みが強くて動くことが困難になる
  • 股関節をかばって膝や腰が痛くなる

もしこのようなサインが出ているのであれば、保存療法から手術療法に切り替える時期かもしれません。

担当医師と相談して手術のメリット・デメリットを確認して決断しましょう。

変形性股関節症のリハビリ動画

  • 股関節のストレッチ
  • 股関節の筋力トレーニング
  • 股関節を守る骨盤と背骨

が主なリハビリになります。

これらのリハビリによって股関節の動きがよくなり、筋肉で体重を支えられるようになり、結果として股関節の痛みが緩和します。順番としてはストレッチをして筋肉を柔らかくしてから筋トレをしましょう!

股関節のストレッチ

変形性股関節症の人は股関節周りの筋肉が弱くなるだけではなく、固くなっていることが多々あります。すると一定の股関節の部位にストレスが加わりやすくなります。股関節の前後、内外の筋肉をストレッチして柔らかくすることが大切です。

  • 股関節前側のストレッチ(腸腰筋)
  • 股関節後ろ側のストレッチ(大臀筋)
  • 股関節後ろ側のストレッチ(外旋筋)
  • 股関節内側のストレッチ(内転筋)

 

これらの筋肉を伸ばすことが大切です!痛みのない範囲で行いましょう!

股関節の筋力トレーニング

  • 動かせる範囲で
  • 痛みのない範囲で
  • 重りは必要なく、自分の体重だけで十分

これらのポイントを守ってトレーニングをしましょう。回数は20〜30回、2~3セットを目安に行います。変形性股関節症に対しては下記の4つの筋力を鍛えておきましょう!

腸腰筋トレーニング

股関節のインナーマッスルがこの腸腰筋。股関節の深層にあり、大腿骨を守る重要な筋肉です!しっかりと鍛えましょう!

 

大臀筋・中臀筋トレーニング

お尻の後側に大臀筋、横側に中臀筋があります。歩いている時や立っている時に股関節を守る大きな筋肉です!

 

外旋筋トレーニング

大臀筋や中臀筋の深層には外旋筋群と呼ばれる複数の筋肉があります。腸腰筋と合わせて股関節のインナーマッスルの役割があります。これらの筋肉が固くなると坐骨神経の圧迫や大腿骨の動きを制限して痛みや可動域制限につながります。

エクササイズで股関節外旋筋を柔らかく保つことが大切です。

 

内転筋トレーニング

股関節の内転筋が固くなると大腿骨に対して外上方へのストレスを強くします。鍛えるというよりは内転筋がスムーズに動く状態を維持するために運動を行いましょう!

股関節を守る骨盤と背骨の運動

変形性股関節症の人の多くは骨盤と背骨の動きが悪くなっていることがあります。

主に骨盤が前傾・股関節ガニ股のように開く姿勢を取ることが多いです。逆に骨盤が後傾している人もいます。

どちらが良い悪いというよりも、その姿勢で固まっている状態から自由に動ける範囲を増やすことが大切。

 

つまり骨盤と背骨の動きをしっかりと維持することで股関節にかかる負担が軽減するということです。上記の動画で骨盤と背骨の動きをよくして股関節の負担を減らしましょう!

 

股関節の筋膜ほぐし

グリッドフォームローラーという道具を使ったほぐし方です!圧をかけて伸ばす!

ストレッチでは得られない筋膜のほぐしが可能になります。痛みのない範囲で行うようにしてください!

 

 

変形性股関節症のリハビリまとめ

  • 筋力トレーニング、ストレッチを痛みのない範囲で行う
  • 肥満傾向であれば減量を
  • 進行性の疾患なので、医師や理学療法士と相談しながら治療方針を決める

 

このブログを読んでわからなければリハビリLINE@から直接吉田に質問してください!

 

ではではあなたの股関節が少しでも良い方向へ変わるように!

 

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吉田直紀

吉田直紀

フリーランス理学療法士!「病院に行かない文化をつくる」がモットー。つくば・代々木で施術・トレーニング・ピラティス・インソール作成!!年間600人の専門家指導/月間10万PVメディア/さらに詳しいプロフィールはこちらから

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吉田直紀

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