起業した理学療法士が「整体院事業」で失敗しないためには?フリーランスPTが生で語るよ

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これから理学療法士の起業が増えます。確実に。時代の流れです。ここにはたくさんの思いがある。

  • お金が欲しい
  • 時間が欲しい
  • 自由が欲しい
  • やりたいことやりたい
  • 俺にはもっと技術がある
  • 起業がカッコイイ

どれも正解だし、欲求のままで良いと思います。

ただし、そんなに簡単ではないとこをお伝えします。

現実をリアルに考えることが大切ですので、ありのままを書きます。起業を考えている理学療法士の先生にご参考になればと。

理学療法士の整体起業の流れ

起業と言っても様々なタイプがある。デイサービス経営や会社運営など。

でも今後もっとも多くなるのは「整体院経営」

法律的には理学療法士の開業権は認められていないので、整体院として開業しています。ではどうやったら整体院を開けるのか?これがとっても簡単。

 

  1. 場所を用意(マンションや自宅、テナント借りる)
  2. ベッド買う
  3. 税務署で開業届け

 

整体院が巷にあふれているのは、開業資金が安く、コストがかからず、敷居が低いから。

究極明日からやろうと思えばすぐにできます。開業届けなんてTSUTAYAでCD借りるより簡単です

「えこれで終わり??」みたいな感じ。本当に簡単。

 

ただし注意。開業するのは簡単だが、継続して利益を出し続け繁盛させるのは難しい。かなり緻密な戦略を立てないとダメです。

理学療法士が起業する前に知っておいてほしいこと

徹底的に「法律・集客・マーケティング・経営」です。


「ええ?治療技術はいいの??」という人がよくいます。正直、ある程度の治療技術があればとりあえずは大丈夫。

特別な治療方法とかいらないです。というか治療技術だけで勝負するなら日本でトップクラスにならないと大変だし。むしろ理学療法士さんは真面目で治療技術もあるので自ずと臨床能力が上がっていく。

それよりも大切なのは「法律・集客・マーケティング・リピート・経営」。

というか全く勉強したことない分野なので当たり前ですが。超重要。むしろここを強くするだけでも繁盛する。町の大手マッサージ屋さんとPT10年目の知識と技術は雲泥の差です。しかし大手マッサージ屋さんは治療以外がうまい。だからうまくいきます。では具体的に。

法律

日本に住んでいる以上法律を遵守しよう。

例えば「治療」という言葉はPTは基本的には使用できない。もちろん「治る」という言葉もダメ。改善という言葉もダメ。法律でダメなことをすると最悪の場合訴えられますので、自分は何ができて、何をしてはいけないのかを勉強しましょ。

→これは気をつけろ!違反となる広告表現

 

集客・マーケティング

これが最大の壁です。病院に入れば勝手に患者さんは来ます。しかし開業した瞬間に人を集める作業が求められます。

開業したあなたのことは誰も知りません。理学療法士界で有名でも近所の人はあなたのことを全く知りません。だから人を集めるのが大変なのです。良い技術をいくら持っていても、それを知らせることができなければアウト。無いものとみなされます。

また、知っていても、「行きたい」という行動まで変化させないといけません。教育しなければいけないのです。その方法がSNSやチラシ、広告、TVなどあらゆる方法で伝えている=マーケティングになる。

 

さらに、集客をするためには市場の調査、他との差別化、誰を対象にするか?などを細かく決めていく。これなしで、「私の治療は誰でも治せる〜」なんてところには誰も来ません。ここの見せ方が超重要です

このような戦略的な部分も僕のサロンで話してます。腰痛治せるセラピストなんて世の中にたくさんいます。さらには柔道整復師、トレーナー、あんま師、鍼灸師などライバルだらけ。その中で、あなたが唯一選ばれる理由を考えなければいいけないのです。

 

経営

治療だけしていればハッピー!なんて人は起業に向きません。自分のお店を持ったら継続して毎月売り上げが上がるようにしなければいけないからです。

もし1日3人で1時間5000円の計算で月20日出勤だと、約30万円。12ヶ月で360万円。これに固定費や経費がかかればさらにお金が引かれます。1日3人集客することもかなり大変。しかも1年間だけではダメ。

20〜30年以上継続して売り上げを上げるシステム作りが大切です。

 

もちろん年収360万円であれば病院勤務の方が圧倒的に良いので、最低でも倍以上稼がないときついですね。。。だから経営センスがないとすぐに整体院なんて潰れます。コンビニの数より多いのでもういらないって感じになります。

と厳しい現実です。はい。簡単ではありません。それだけ覚悟を決めてやってほしいです。

合わせて読みたい記事

 

 

理学療法士が起業した後に通る厳し〜い道

これは多くの人が通る道です。

孤独感

最初から従業員を雇う整体院を開く人はいません。だから基本的に1人。さらに最初から集客がうまくいって1日10人とかも夢です。1週間に1人とか良くて1日1人です。だからそれ以外の時間は孤独との戦い。これは地味に効きます。

今まで病院やクリニックいた時はスタッフと和気あいあいできますが、考えるのも、行動するのも自分ひとり。一度はこの辛さを味わうとおもいます。

失敗

多かれ、少なかれ失敗を繰り返します。だから失敗慣れしていない人はきついです。100回トライアンドエラーして1つホームランが出ればいいくらいの心が必要。

しかも時代の変化は早いので常に対応していく必要があります。だから失敗を繰り返す。大切なのは倒れないことではなく、起き上がること。

体調を崩した時のマイナス

これも怖いです。1人職場であれば「体が資本」代えが全く効きません。だから休んだ分だけマイナスです。風邪をひいても、家族が体を壊しても前線で戦い続ける必要があります。もしくは休んでも回るようなシステム作りが必要になります。

同業者からの批判

あるあるです。起業していいいな〜、うまくいっていいな〜という妬みが出てきます。人は恐ろしいですね。でも気にしないでください。あくまでも一時的で、あなたの対象とする人は同業者ではありません。クライアントさんがあなたのお客さんです。

 

理学療法士として起業してよかったなと思う点

これまで大変だ〜という内容を書いてきましたが。大変なだけではありません。私は個人事業主になっただけなのですが、よかったなと思う点は共通しているとおもいます。

とにかく自由

とにかく自由です。何をしてもいい、誰にも縛られない、やりたいことができる。セーブするのは自分のブレーキだけです。これは医療施設にいたら絶対に味わえない感覚です。だからこそ責任はすべて自分にあります。無責任な人や他人のせいにしてしまう人は起業向きではないです。

スピードが速い

やりたいと思ったことを即実行できることです。大きな組織ほど、会議や書類を通したり時間がかかります。個人が大手企業に勝つ唯一の要素は「スピード」です。だから仕事が遅い人はアウトです。やろうと浮かんだことを3秒後に実行に移すくらいの気合が欲しいです。

人間関係が楽

嫌いな人とは付き合わなくていいというのも一つの利点。好きな人とだけ仕事ができる。好きな環境だけで仕事ができるということ。これはやっぱり大事。嫌いな人と週5日過ごすのは正直ストレスすぎます。

給料のアッパーがない

成果主義です。なので給料が固定で入るわけではない。つまり天井がないのと同じ。これも魅力の1つですね。

 

絶対に逆らってはいけない流れ

これはどの業界も同じです。「世界・日本の流れ」
つまり広い視点で見た時に国がどのように動いているか?この先の日本がどのように変化するか?これを無視すると絶対に失敗します。

あれやりたい!これやりたい!だけでうまく行くほど世の中は甘く無い。大まかなこれからの流れを理解し、その流れに乗ってビジネスを考えることが大切。どんな需要が生まれるかどうか?これを読む力が必要です!

 

理学療法士が整体院でうまくいく方法

その答えは・・「多種多様」です。「おいおい」って感じですねw。
はっきりいって答えはありません。というか刻一刻変化しているから仕方ない。

時代に対応した方法と場所や対象にあった方法を常に考えて提供し続けることが重要。

例えばFacebookも良い例。これが登場して仕事の幅がグンと広がった。5年前にはなかったシステムだし、今後もこのようなITの発展は著しい。

これに追いつかなければ取り残されてしまいます。だから5年前と同じ集客やマーケティングでは通用しなくなることがあるのです。というわけでうまくいく方法というか、病院時代からやっておいたほうが良い方法を箇条書きであげてみます。

  1. SNS・ブログを使いこなす(無料で始められるから!)
  2. 集客・マーケティングを勉強しまくる(→オススメはこの本)
  3. 自分の技術を差別化する(なるべくニッチに)
  4. 常に最新情報を取り入れる(クライアントの)
  5. 自分のクライアントを徹底的に絞る(年齢、性別、どんな人でどんな生活か)
  6. 現段階で成功している人の真似をする
  7. 自分の味方をたくさん作る
  8. 副業を始める(収入の柱を増やす。ばれないようにw)
  9. 細かいお金の計算をしておく(開業資金や固定費などなど)
  10. 10マインドを強くしておく(心が折れたら負け)

 

参考にして欲しいすごい起業理学療法士さん

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4名全ての理学療法士さんの起業のカタチをみてください。バラバラです。戦略も方法も。でもすごいです。ご参考にしてください。

トータルボディメイク

代表の唐澤さん!インソールと施術とトレーニングの3本柱。トップスポーツ選手も多数来店しています。唐澤さんの人脈や行動力は真似できないかもしれませんがw。理学療法士としての王道を行くような整体院の作り方です。

STROKE LAB

脳卒中専門、ボバースをされている金子さんのお店。めっちゃ頭いいです・・ニッチな市場をうま〜く攻めています。これから必要になってくる分野ですので脳卒中系は良いかもしれません。ただ金子さんは知識も技術も半端じゃないですので自己研鑽しましょう。

TORIGGER

筋膜治療が中心の半田さんのお店。「筋膜=トリガー」的な方程式を作り出しているので、すごいです!セミナーをほとんどしないで予約3ヶ月待ち・・・これはかなりすごいです。半田さんのwebマーケティングはとても勉強になるのでチェックしてみてくださいね!

ASRIN BODY CARE

セミナーや他職種と連携など様々な事業を手がけている石田さんです。お店やセミナーの方法がとっても丁寧な対応。人柄が出るな〜と感じています。石田さんが柔らかくて良い人なので人を集めるのでしょう!

まとめ

  • 理学療法士の起業は簡単ではない。覚悟を決めること。
  • 理学療法士の整体院起業はすぐにできる。
  • でもビジネスを学ばないと技術だけでは1年持たない。
  • 緻密な経営戦略がないと5年持たない。
  • 強いハートを持つこと。

というわけで大きく理学療法士の世界の流れも変わりそうです。生き残りをかけて色々戦略を練る必要があります。
その辺りのコアな話をLINE@で話しています。でも本当に自由な生き方を選べるようになっているのは事実です。

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フリーランスになるための覚悟

こちらは音声ですが聞いておいて欲しい内容です。

フリーランスになるための覚悟

 

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稼ぐ言葉の法則――「新・PASONAの法則」と売れる公式41


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あとはダイレクト出版の本は高めだけど絶対読んだほうがいい。。

→起業で失敗しないための3冊オススメはこれ

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吉田直紀

吉田直紀

フリーランス理学療法士!「病院に行かない文化をつくる」がモットー。つくば・代々木で施術・トレーニング・ピラティス・インソール作成!!年間600人の専門家指導/月間10万PVメディア/さらに詳しいプロフィールはこちらから