オスグッドのリハビリまとめ!原因と治し方とスポーツ復帰までの目安!

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オスグッドのリハビリ

オスグッドシュラッター病には僕自身も悩まされました

  • ジャンプすると膝が痛む
  • しゃがむと膝が痛い
  • 膝の曲げ伸ばしで膝が痛い
  • スネの骨が出っ張っている
  • スネを押すと痛い

 

そんなお悩みを抱えていませんか?

 

理学療法士になった今なら対処方法がたくさん思いつくし痛みをうまく回避することができます。

 

オスグッドでスポーツが出来ない子供に向けて。

そして子供の膝の痛みをなんとかしたいと思っている親に向けて。

 

リハビリのプロである理学療法士の知識をコラムにします。

 

オスグッドの原因は?

オスグッドとは発育期に置ける運動ストレスが膝蓋腱付着部の脛骨粗面に集中して部分的に裂離骨折を起こすものと定義されています。

 

すごく簡単にまとめると

  1. 発育期の過剰な運動(特に男の子では13歳、女の子では11歳前後)
  2. 発育期は骨の成長が早く筋肉が骨を引っ張るようになる
  3. 太ももの前側にある「大腿四頭筋」という筋肉が過剰な緊張を起こす
  4. 大腿四頭筋の牽引ストレスがお皿を通してスネを引っ張り痛みを引き起こす

ということです。

 

ただし大腿四頭筋の過剰な緊張や硬さだけが問題になるとが限りません。

 

  • なぜ太ももの前側に負担がかかるのか?
  • なぜ大腿四頭筋が過剰に使われてしまうのか?

 

その根本的な原因を探ることがポイントになります。

 

オスグッドはいつからどんな風に運動できる?

まずは医師の診断をしっかりと受けましょう。レントゲンやMRIからも判断できます。

オスグッドの第一選択は手術ではなくほとんどが保存療法になります。

 

運動時期に関しては痛みと発症時期を指標にして考えていきます。

 

痛みが強く発症したばかりの炎症期

  • 太もも前側のストレッチは避ける
  • 太ももの前側以外のストレッチはできる範囲で行う
  • お皿周りのストレッチも痛みのない範囲で行う
  • 患部の運動は基本的に中止
  • 患部じゃない足の筋トレは行う
  • 物理療法は超音波や冷却をすることが多い

安静にしていても痛みがある場合はこのような対策を取りましょう。

太ももの前側のストレッチでも痛い場合はストレッチも禁止。ストレッチの牽引ストレスでさらに痛みが強くなることがあります。

 

オスグッド発症初期から4週〜6週間スポーツ活動を休止させると90%がスポーツ復帰できるという報告もあります。

 

焦らない場合は基本的に「安静」にして痛みとストレスを減らす時期です。

 

安静時の痛みが取れてきた時期

  • 太もも前側のストレッチを痛みのない範囲で開始
  • 硬くならないように膝の曲げ伸ばしを行う
  • 痛みのない範囲でエアロバイクなどを行う

触ると痛いけれど安静時の痛みが取れてきた時期に行うことです。なるべく膝への負担を減らした状態で膝周りの筋肉を柔らかくしていきます。同時にスポーツ復帰への準備を行なっていきましょう。

 

圧痛のみ残る時期

  • 徐々にスポーツ復帰をする
  • ストレッチはしっかりと運動前後に行う
  • ジャンプや急な切り返しは最後のステップ

スネを押した時の痛みだけが残る時期です。この時期から積極的にスポーツ復帰へと運動を変更していきます。ただし段階的に進めていきましょう!いきなり試合や急なジャンプやダッシュは危険なので注意!

 

オスグッドの方に行うリハビリの検査と評価

立っている時の姿勢

O脚かX脚かをチェックします。基本的には足ー膝ー股関節はまっすぐの方が膝への負担は少なくなります。

またお皿の骨である膝蓋骨と膝蓋腱の角度をQ-angleと呼びますが、この角度を確認します。角度が急あればあるほど牽引ストレスを引き起こしやすくなります。

 

太ももの前側と裏側の筋肉の硬さをチェック

  • 太ももの前側の筋肉=大腿四頭筋
  • 太ももの裏側の筋肉=ハムストリングス

があります。

どちらの筋肉も硬くなりすぎないことがポイント。特に成長期は筋肉が硬くなりやすいので入念にストレッチを行うことが大切!

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指標としては

  • うつ伏せで膝を曲げた時にかかとがお尻につくかどうか→つかない場合は大腿四頭筋が硬い

 

  • 仰向けで膝を伸ばしたまま70〜90度くらいまで上がる→上がらない場合はハムストリングスが硬い

 

理想はこの2つのテストをクリアするくらい柔軟性が欲しいですね!

立っている時の筋肉の緊張

立っている時の筋肉の緊張は極力少ない方がいいです。

特に大腿四頭筋の過剰な緊張は脛骨を引っ張り痛みを引き起こす原因になるからです。

 

簡単なチェック方法は立ったまま太ももを揺らしてブルブル揺れるかどうか?

 

緊張が強い人は骨にへばりついたような感じで非常に動きにくくなっています。

 

膝の痛みがでる角度をチェック

  • 膝を曲げた時に痛みがでる角度
  • 膝を伸ばした時に痛みがでる角度

これを知っておく必要があります。

痛みがでる角度を要求される運動やスポーツは基本的には控えることが局部の安静につながります。もし膝を90度曲げると痛いのであれば90度以上曲げないようにして痛みが引くのを待つ・・といった感じです。

 

膝の痛みがでる部位をチェック

  • 脛骨の部分に痛みがあるか
  • 膝蓋腱の外側に痛みがあるか

をチェックします。オスグッドは基本的に脛骨の部分に痛みが出ます。その炎症が拡大している時は膝蓋腱の外側にも痛みがある場合が多いです。

 

オスグッドを起こしやすい運動のクセを見抜くポイント

  • スクワットとジャンプの着地
  • ランジ

この2つの運動を行うとオスグッドになりやすい人がわかります。

 

スクワットとジャンプの着地

  • スクワットやジャンプをした時に体重が後ろに残ってしまう人
  • 腰が丸まってしまような人

このような特徴がある人は間接的に脛骨の牽引ストレスを増やします。問題は重心が後ろに残ること。

重心が後ろに残ると倒れないように大腿四頭筋が頑張ってブレーキをかけようとします。結果的に脛骨の牽引ストレスが強くなります!

運動している時に悪いスクワットや着地を繰り返している選手は要注意です。股関節でしっかりと捉えるスクワットやジャンプの着地が重要になります!

 

ランジ

  • ランジをした時に膝が内側に入ってしまう人
  • ランジをした時に膝が外側に入ってしまう人

つまりまっすぐ膝を出せずにブレてしまう人のことです。これも膝に角度がつくことによって牽引ストレスが強くなります。特に膝が内側に入る人が多いのでよく観察しましょう。

 

 

オスグッドからスポーツを復帰をする目安と順序

  1. 安静時の痛みがない
  2. 膝の曲げ伸ばしが痛くない
  3. 両脚、片脚スクワットが痛みなくできる
  4. しゃがみこみが痛みなくできる
  5. 軽めその場ジャンプでも痛みなし
  6. ジョギング開始
  7. ジョギング7割くらいまで可能
  8. 両脚ジャンプ
  9. 直線ダッシュ・ストップ
  10. 片脚ジャンプ、切り返し

このような順序で進めていくと良いでしょう。

指標は痛みがあるかどうかで確認していきます。

 

オスグッドの治し方は?1人でできるリハビリ動画!

太ももの前側を柔らかくする

これは直接的な原因の太ももの前側の筋肉である大腿四頭筋をを柔らかくすること。主にストレッチをメインに行いましょう。ストレッチだけでも痛みがある場合は中止する、もしくは太ももの前側のマッサージに切り替えましょう!

 

お尻〜太ももの裏側を柔らかくする

お尻〜太ももの後ろ側の筋肉が硬くなると後方に重心が残ります。この筋肉を柔らかくすると膝のストレスが軽減されます。

 

膝蓋骨!お皿の動きを良くする

膝蓋骨というお皿の動きを良くしましょう。

膝蓋骨に脛骨を引っ張る腱があります。なので膝蓋骨周囲が硬くなると膝の痛みに直接つながるのです。お皿は上下・左右に大きく動かすことができるまで柔らかくしてあげましょう!

 

足首を柔らかくする

足首は一見関係ないように思われますが。足首が硬いと重心が後ろに残ってしまい、結果的に膝の牽引ストレスを強くします。目標はしゃがみこみができるくらい足首を柔らかくすること。

アキレス腱周りのマッサージを1分くらい丁寧に行ったあとにふくらはぎのストレッチを行うようにしましょう!

 

股関節の筋肉を強くする

腸腰筋という股関節の筋肉を強くします。

太ももの前側にある大腿四頭筋を過剰に使ってしまうのは腸腰筋の筋力低下が問題。腸腰筋を使うエクササイズをすることで大腿四頭筋の緊張が抜けて、膝のストレスが減ります。

 

オスグッドのサポーターとテーピング方法

 

根本的な解決ではありませんが痛みを軽減させることができます。大腿四頭筋の牽引ストレスを抑えてくれるので痛みがある人は使用してみてください。

 

もし何もなければテーピングを1本巻くだけでも痛みが変わります。

 

 

オスグッドのリハビリのまとめ

  • オスグッドの原因は発育期、過剰な運動、運動のパターンが問題
  • オスグッドの運動開始時期は医師と相談。痛みと動きから総合的に判断する
  • リハビリ時に行う検査をセルフでチェックしてみる
  • スクワット、ランジ、ジャンプで膝の悪い癖をチェックする
  • スポーツ復帰するときは慎重に痛みと牽引ストレスを出さないようにする
  • リハビリは膝周りの筋肉・股関節・足首を柔らかくして、股関節の腸腰筋を鍛える

以上になります。

 

まずは時期を見分けて、重症度がどれくらいなのか?そして適切な対処方法を選びましょう!

 

安静時の痛みがひいて来た人は今回紹介したセルフケア動画も実践してくださいね( ^∀^)

 

スポーツ選手の動きのクセは1人1人異なるのでわからない場合はいつでもご相談ください。動画での分析も承ります!

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吉田直紀

吉田直紀

フリーランス理学療法士!「病院に行かない文化をつくる」がモットー。つくば・代々木で施術・トレーニング・ピラティス・インソール作成!!年間600人の専門家指導/月間10万PVメディア/さらに詳しいプロフィールはこちらから