足関節捻挫の傷害評価

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Tsukuba Sports Physio Trainers5月のテーマは傷害評価

今回はスポーツ選手が最も怪我する頻度が多い「足関節」

特に捻挫は圧倒的に頻度が多い疾患

捻挫は重症度としては軽視されているため、初期治療が疎かになり適切な評価・治療やトレーニングが行われません。

そんなスポーツ現場で必須になる足関節の捻挫の傷害評価です。

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<内容>

1足関節にはどんな靭帯があるのか?

 足関節捻挫の見分けるためにはどんな靭帯が足関節にあるかを知る必要があります。

 ・外側靭帯(ATFL、CFL、PTFL、二分靭帯)

 ・内側靭帯(三角靭帯、スプリング靭帯)

 ・遠位脛腓靭帯

 これらの靭帯が主に捻挫で損傷しやすい部位です。

 細かい触診が鍵になりますのでよく学習してくださいね。

2骨折と捻挫の見分け方

 本当に捻挫と判断して良いのか?その判断として使われるテストを紹介します。

 ・Ottawa ankle rule

    ・Buffalo rule

   ・タップテスト・圧迫テスト

 主にアメリカのERで使用されていたOttawa ankle rule。

 これにBuffalo ruleを加えることによって感度と特異度が非常に高い有用なテストになります。

3スポーツ現場での足関節捻挫重症度評価

 受傷順を考慮した圧痛による評価です。

 外側靭帯損傷の場合は

 「ATFL→CFL→内側靭帯or遠位脛腓靭帯」の順で重症度が増します。

 つまりATFL単独の損傷であればなんとか試合出場が可能かもしれませんが

 内側靭帯・遠位脛腓靭帯に圧痛所見があればrestの必要があるかもしれません。

 これに加えてSALTAPSを使用します。(イングランドのサッカー協会で使用されている)

 See 見る

 Ask 質問する

 Look 患部を見る

 Touch 触る

 ActiveROM 自動運動

 PassiveROM 他動運動

 Strength 抵抗

 これに1つも問題がなければプレイ続行になります。

4足関節のスペシャルテスト

 スポーツ現場ではあまり使用されないかもしれません。

 というのも、捻挫や外傷をしたとは腫脹や疼痛が強く

 テスト自体の正確性が薄いからです。

 ケガが治ってリハビリテーションやトレーニングに入る段階での

 可動性のチェックとして使用することが多いです。

 ・前・後方引き出しテスト

 ・内外側安定性テスト

 ・背屈テスト

5総合実技

 ケガをした後に

 骨折と捻挫の評価→捻挫の重症度評価→プレイ続行かどうかの評価

 これらが出来るようになります!!

 勉強会後の質問では

・超急性期の足関節捻挫の評価(腫脹強めのとき)

・靭帯の組織学(背屈位固定)

・Distal Fibulaの位置異常による問題

・Distal Fibulaのテーピングと運動療法

などなどレベルの高いディスカッションが出来ました。

また次回の足関節についても期待していてください。


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吉田直紀
フリーランス理学療法士!「病院に行かない文化をつくる」がモットー。つくば・代々木で施術・トレーニング・ピラティス・インソール作成!!年間600人の専門家指導/月間10万PVメディア/さらに詳しいプロフィールはこちらから

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