ROMの数値だけを計測してしまう学生へ

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ROMの数値だけを計測してしまう学生へ。学校時代に注意深く計測したROM。
学生時代、ゴニオメーターを持った時の感動はいまでも忘れません。
しかし、このゴニオメーターの問題もあります。

「ROMの数値だけを図るという行為だけに集中させてしまう」

臨床で本当に必要な可動域測定とは何なのか?

ゴニオメーターを持って数値を図るだけで、患者さんを適切に評価できるのでしょうか?

今回のテーマは「関節可動域を計る」について。

ROMの数値よりも大切な情報

基本軸と移動軸をしっかり確認して、ゴニオメーターをあてることだけに集中するため、その他の情報が全く分からない学生が非常に多いです。

実は…本当に臨床現場で必要なのは数値以外のことが多いのです。

・end feel
・関節を動かした時の感覚
・軸となる関節の動きの確認
・四肢を持った時の重量感
・代償運動
・肢位による可動域の変化

客観的な評価ではなく、主観的な評価に頼ります。

例えば膝のROMで考えてみましょう。

ゴニオメーターの数値だけでは何もわからない

「膝の屈曲が110°、伸展が10°」…少し伸展が固めだな。。 ハムストリングが固いのかな??

これくらいの情報量しかわからないのです。正確に角度を図る技術は大切。

しかしそれだけに集中するのもダメです。

なぜ角度を図っているのか?

その理由をしっかり考えましょう。

原因を知り、可動域を改善して、患者様のHOPEに必要な評価だから計測しているはずです。

一番の目的を忘れないようにしましょう!

臨床で使えるROMの考え

・end feelは軟部組織由来
・大腿脛骨関節の動きは正常だが、大腿膝蓋関節の動きが悪い
・最終域での膝の動きが悪い
・背臥位では伸びるけど、長座位では伸びない
(じゃあ2関節筋の影響があるのかな?)
・代償運動として股関節が動いてしまう

…どうでしょうか?
様々な仮説が立ちますよね?
数値を計ること以外に目を向けてみると、非常に多くの情報があふれているのです。

学生時代に習ったROMだけでは患者さんの情報を読み切れません。

みなさんの手で感じた主観は、数値よりも多くの情報を感じ取っています。

自分の手を信じて評価してみましょう。
もっと素晴らしい推論が立てられるはずです!!
明日からの臨床も全力で頑張りましょう!!

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吉田直紀

吉田直紀

フリーランス理学療法士!「病院に行かない文化をつくる」がモットー。つくば・代々木で施術・トレーニング・ピラティス・インソール作成!!年間600人の専門家指導/月間10万PVメディア/さらに詳しいプロフィールはこちらから

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