肩甲胸郭関節・胸鎖・肩鎖関節の評価と筋バランスの見方!

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今回は肩甲胸郭関節や肩鎖・胸鎖関節についての評価について。

肩甲骨・・鎖骨・・肋骨・・

ん〜〜大切なのはわかるだけど臨床でどうやって応用したらいいかわからない!!

そんな人にわかりやすく肩甲胸郭関節の特徴と評価についてお伝えします。

肩甲胸郭関節の現代人の特徴

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とっても大切な時代背景と人間のカラダの特徴です。
現代人の生活のほとんどが屈曲位姿勢です。

割合としては90%が屈曲位。ほとんど伸展活動がないということです。

人間のカラダを見るときにこの大前提を理解しておくと
評価がスムーズになります。

 

肩甲胸郭関節のGood condition良い状態とは?

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大切なポイントは3つ。かなり抽象度高めですが。

1肩甲骨が3次元で制限がない
多くの人が2次元で捉えやすいです。特に忘れやすいのが「前傾と後傾」
しっかりと3次元上で制限がなく自由に動き回ることが重要です!

2胸椎の可動域・筋力が正常
これは大前提でもあった1日の90%が屈曲位姿勢につながります。
伸展活動がない。伸びる機会が圧倒的に少ないということです。
ほとんどの人がMMT5ないのが現状。特に肩関節疾患の人は。

3頸部・骨盤のコントロールができる
肩関節の位置関係を決めるのは頸部(頭)・骨盤の位置が重要。
頭が前に出ていればその分だけ肩甲胸郭関節が制限されます。
同様に骨盤が後傾しているだけで肩甲骨の動きが制限されます。
つまり肩甲胸郭関節の上下の位置関係も大切になるというわけです。

 

上腕骨頭の良いポジション

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肩甲胸郭関節が良いポジションを決めるためには

・支持基底面
・力の作用方向
・上半身重心の位置
・頭部の位置

が大切になります。

全てが良い位置にあることで初めて、肩甲胸郭関節が整います。
もし立位姿勢が前方に移動したら??
もし力の作用方向が途中で曲がったら??
もし上半身重心の位置がずれたら??
もし頭が前方にあったら??

想像すれば上腕骨頭が動きにくくなるのは予想できますね!
実際の実技で体験できましたね?

肩甲骨の臨床的評価

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肩甲骨の評価大きく3つに分けました。

1視診
どのような肩甲骨のアライメントなのか?だけでは不十分です。
上記したように上下の頭の位置や骨盤の傾き、加えて立位の姿勢を評価してみましょう!
相対的に見て肩甲骨がどうなっているかが大切!

2触診
肩甲骨を他動で動かしてみましょう。側臥位から動かしてみる。
この時に肩甲骨だけでなく、鎖骨の動きもチェックしましょう!
胸鎖関節を軸に評価。もちろん触診しながら制限因子もチェック!!

3動作分析
では実際に肩甲骨がどのように動くかを確認。
問題のある肩はどのような軌道を描き、どこでつまずくのか?
どの層でどんな関節の関与が大きいのか?
触診と合わせてみるとさらに分かりやすいです。
もし動きにくい部位があればアシストをしてみましょう。
アシストして上がりやすくなればそれが答えです。

肩甲骨の動きを3次元で捉える

 

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赤文字の動きは制限されやすいです。
ポイントは胸鎖関節を中心に動かして評価すること。
これが大切!!
さらに触診に加えて視覚によるアライメント評価とすり合わせる!

肩甲骨の後傾と伸展の関係について

 

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挙上角度によって肩甲骨の後傾の割合と体幹の伸展の割合が変化する。
これを理解しておきましょう。
最初は肩甲骨後傾、最後は体幹の伸展の要素が大きくなる。

だから胸椎の動きってとっても大切なんです。
勿論、胸椎の伸展が肩甲骨の後傾の連鎖にもつながりますよ!!

肩鎖関節と胸鎖関節の関係

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胸鎖関節と肩鎖関節の関係性です。
最初の最初は肩鎖関節が初動で動きます。
次に胸鎖関節が90度くらいまでメインで動く。
90度〜は肩鎖関節が動きます。
これらを理解すればどこの層に問題があるかわかるはずです!

最終域で制限があれば??
・肩鎖関節の動き
・肩甲骨の後傾or体幹の伸展
などが優先的に考えられ、その制限になっている軟部組織の問題を考えます。

小胸筋のタイトネス?
前鋸筋の筋力低下?
僧帽筋下部繊維の筋力低下?

などなど

臨床を膨らましましょう!!

 

大切な鎖骨の動きを制限するのは?

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だから「鎖骨」の動きってすごい重要です。
筋肉だけで語るとこの5つがメイン。
これらの筋肉に制限があると鎖骨の運動も制限される。
しっかりと評価してあげましょう!!

 

胸椎の評価ポイントは「回旋と伸展」

 

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大前提で話した1日の生活の90パーセントが屈曲位。
だから胸椎の動きは制限され、筋力低下も起きます。
大切なのは「胸椎の回旋可動域と伸展筋力」

さて皆さんはどんなエクササイズを考えますか??

肩甲胸郭関節から考える頭部・骨盤の運動連鎖

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肩の良いポジションを決めるためには頭部と骨盤の位置関係が重要。

頭部前方変位→骨盤後傾→肩甲骨のマルアライメント(前傾・挙上・外転)

骨盤後傾→頭部前方変位→肩甲骨のマルアライメント(前傾・挙上・外転)

姿勢が与える肩への影響は計り知れないのです。

肩甲胸郭関節の治療戦略

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まとめるとこんな感じです。
しっかりと一つ一つ丁寧にやっていきましょう!!

→吉田の臨床note(上肢編)評価動画盛りだくさん

 

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