「腰痛には腹筋が大切だ」
とよく言われています。
お腹周りの力の重要性を伝える論文もたくさんあります。
でも。本当にそうでしょうか?
科学的な根拠のない話を聞いてください。
結論から伝えると
- 腰痛に腹筋の力は関係ない
って思っているんです
〈1mmも科学的な根拠のない腰痛の解消方法〉
・多分腹筋の力は腰痛に関係ない
・アライメントと腰痛の関係はほんの少しだけ
・背骨の柔らかさは関係する
・背骨の動かす運動量は関係するこれは子供が全く腹筋できないのに腰痛がないことから予測したこと
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2018年5月15日
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腰痛と腹筋の力の関係はないんじゃない?と思う理由
「腹筋が1回もできないけど腰痛が全くない人」
それ、うちの息子です。
4歳です。腹筋は全くできません。でも腰は痛くないし、1日中飛び跳ねてジャンプして動いています。重たいものを持ったりもします。でも腰痛はありません。
この事実を踏まえて真っ白に腰痛を考えた時に。
「あれ?腹筋て腰痛に関係ないんじゃないの??」
ってなったわけです。
もう1つ理由があって。
吉田自身10年以上腰痛ありません。ってことはそこに何かの秘密があるんじゃないかと探ってみたわけです。ちなみに腹筋運動は意識的にやったことはないです。
だから腰痛に腹筋関係ない説が出来上がったわけです。
腰痛を本当に解消するために必要な3つのこと
- 背骨をよく動かす(満遍なく、偏りなく)
- 腹筋を固くしない
- 1日の活動に体を丸める以外の活動をたくさん入れる
よ〜く考えてみるとこの3つに集約されます。
背骨をよく動かす

腰痛持ちの人は圧倒的に背骨が固い上に動かすのが下手です。人間は24個の小さな骨で「背骨」を作っています。その背骨の動きが1つ・2つと悪くなっていくと他の背骨にストレスが加わりやすくなっていきます。
つまり背骨を24個のチームだと捉えること。1人がサボるともう1人の誰かに負担がかかる。
腰が痛い人は背骨の動きの偏りが強く・動きにくくなっていることが問題です。
解決策は簡単。背骨を分節的に、1つ1つ細かく動かすこと。
腰痛にならない2人はこのように体を動かしていますね↓↓
- 子供:うつ伏せや四つ這いでクネクネよく動きます。
- 吉田:ピラティスで分節的に背骨を動かし、固まりそうになったらクネクネ運動します。
腹筋を固くしない

あえて腹筋に言及するのであれば・・・固くしないでねってことです。
腹筋(腹直筋)は胸郭〜骨盤までをつなぐ長い筋肉。だからこの筋肉をたくさん丸めるように鍛えるとどうなるか?筋肉が短くなりやすく、猫背のような姿勢をとりやすくなります。
背骨全体はS字カーブを描くことによって背骨の負担を軽くします。でも腹筋を固くしてしまうと猫背から背骨が丸くなり腰に負担をかけます。さらに腹筋が固くなると背骨の動きが制限されます。
だから・・腹筋運動・・してもいいけど固くしないでねってことです。
1日の活動スタイル

これめっちゃくちゃ大切です。
現代人は圧倒的に「丸める」時間が長すぎ
約90%の時間は体を丸めていると言われています。だから背骨は丸まったまま固まっちゃう。原因はデスクワークや勉強の姿勢や時間が問題。
すごくシンプルだけど背骨の活動スタイルの偏りは大きな問題。この日常生活の部分から腰痛が引き起こされることがほとんど。
- 1日背骨を丸めている時間が長い
- 背骨が固まってくる
- 腹筋自体も固くなり、より背骨が動きにくくなる
- そこで間違えて腰痛=腹筋を鍛えるだとより悪化する
という流れができてしまいます。
だから1日の活動スタイルを変えて、丸める時間を減らして背骨を動かす時間を作ると腰痛の解消に繋がるのです。
腰痛を解消するまとめ
- 背骨をよく動かす
- 腹筋を固くしない
- 1日の背骨の活動は「丸める時間を減らして背骨を動かす」
この3つが息子と吉田の共通点でした
ぜひ腰が痛い人はこの3点を守って生活してみてください
腰痛が良くなる人もいるのではないでしょうか?
そして「腰痛=腹筋した方がいい」という固定概念を疑いましょう
科学的な根拠や数値がないこと以外がダメなのか?いやそんなことはなくて根拠や数値が出せないことなんて腐る程ありますので。
「実際の体験」を大切にしてくださいね。
ではでは!!