新人のセラピストや学生からの悩みの1つ。
「姿勢分析がよくわからないです。。」
学校で姿勢時代は習うがうまく臨床に生かすことができない。
そんな悩みを解決しましょう。
姿勢評価をシンプルにかつわかりやすく3つの分類に分けることが大切!
その方法とは?
姿勢分類を大まかに3つに分ける
ヒトの姿勢を大まかに3つに分けましょう。
3つの姿勢に分けることで筋肉のバランスを大まかに分けて知ることができます。もちろんキレイにに分類できない場合もあります。脊柱がflatbackだけど骨盤は前傾している・・など
ヒトによって姿勢はバラバラですが。
あくまでも大まかに3つに捉えることがシンプルに理解するポイントです。
- Kyphosis-Lordosis
- Flat back
- Sway back
姿勢により弱くなりやすい筋肉と短縮しやすい筋肉がある程度わかります。
じゃあそれぞれの姿勢を見ていきましょう。
1Kyphosis-Lordosis
脊柱の彎曲が強い姿勢です。この姿勢の特徴としては頚椎と腰椎の過剰な伸展。
現代人には少ない姿勢で、主にスポーツ選手やジュニア世代、外人に多いのが特徴。
2Flat back
特徴は脊柱が平坦。背骨の湾曲がないため腰へのストレスが加わりやすい姿勢。特にヘルニアになる人はこのような姿勢が多いですね。
3Sway back
Flatbakよりも頭が前方変位して腰椎が前傾か中間気味。このような人は肩こりや頚椎疾患になる人が多いです。
現代人が非常に多い姿勢。
まずはこのように3つの姿勢に分類して筋肉のバランスを頭の中に入れておきます。最初の姿勢を見ただけでROMやMMTを評価する時の重要なヒントになります。
姿勢評価をする6つのポイント
では姿勢をさらに細かく評価するためにはどんなことが必要か
大切なのは骨の触診と視診です。
- 頭部の位置(耳垂を目安)
- 肩峰の位置
- 肩甲骨の位置(下角の位置、回旋の程度)
- 脊柱の触診(棘突起を順に触る)
- ASISとPSISの位置関係(骨盤の前後傾の確認)
- 全体から見た時の下肢アライメント
注意としては姿勢に正常と異常という概念を取り入れないようにしましょう。姿勢が悪い=悪ではありません。あくまでの動きのクセや特徴が姿勢に反映されているだけと捉えましょう。
歪み(ゆがみ)と左右差ってどうなの?
これもよくある話。
「この人歪んでいますね。。。左右差が大きいですね。」
人間左右対称の人はいません。内臓も左右で異なり、科き手・足・目があり生活スタイルも全て違います。だから左右対称で歪みがない人はいないのです。
歪みと左右差に問題(痛みや可動域制限などの主訴)が関係しているのであればそこは評価するべきです。弱化している筋肉は強くして、短縮している筋肉はストレッチをすることで姿勢は変化していきます。
姿勢の治療にはストレッチポールが効きすぎる
このストレッチポールの効果は本当に高いです。
簡単で、誰にでもできて、効果が高い。
私も病院で使わない日はないくらい。
使い方はこんな感じ。誰でもできます↓
ぜひ臨床でも自分のセルフエクササイズとしても使用してみてください。
姿勢セミナーの動画を無料で公開
実際のセミナーでやった姿勢評価です。
姿勢と動きをしっかりリンクさせて評価することが大切。