医療って難しい。
だからこそシンプルに伝える必要がある。
運動や食事を正せば体は良くなる
→でもめんどくさい。
正しい情報もネットから無料で取り入れることができる。
→でも実践できない。
理由はシンプル。「人が動くための動機付けが弱い」から
だから医療には人を動かすためのエンターテイメントが必要。
「楽しい」「面白い」って感情は人を動かす。
正しいことをするよりももっと大切なこと。
それは人を動かすこと。
半歩でもいいから動かすこと。
感情から人を動かすこと。
人を動かすためにはエンタメの要素がすごく大切になる。
医療とエンタメはもっと手を組むべきなんだ。
エンターテイメントファーストの医療が絶対に必要だ。
エンターテイメントの中に医療と予防を。
医療から人を離してセルフへ。https://t.co/2cUUsRmwwt pic.twitter.com/NErfkv9Pqv
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2018年8月7日
医療の「正しい」だけでは人は動かない
病院でのリハビリの経験をまとめると。
- 正しい運動を指導しても人は動かない
- 正しい情報を与えても人は動かない
これは10年以上仕事をやってきたから良くわかる。
もちろん1割〜2割くらいの人はセルフケアをやる。でも大部分の人には「医療の正しい運動」は響かない。
例えば
「膝が痛い→膝の痛みを予防する筋トレを教える→続かない」
セラピストならこんな経験はないだろうか?
教え方の問題?伝え方の問題?何が悪いのか?
そうじゃない。
運動が続かない原因は。
人を動かす動機付けが足らない。
その1つがエンタメだ。
医療が伝える正しい自主トレにはエンタメが全くない。面白くないし楽しくない。
正しさは後からでいい。まずは人を動かすことが最重要。
人を動かすためには「エンタメ>正しさ」がちょうど良い。
<人に1万歩歩いてもらうためにはどれがいいか?>
1ウォーキングの面白さを伝える
2歩くことが健康に良いことを伝える
3ディズニーランドに行ってもらうどれがいいか?年齢や性別にもよるけど。
3番が強い気がする。
エンタメが人を動かす。
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2018年8月7日
フィットネスのレッスンにはエンタメがある
吉田は大学生の頃。スポーツジムでインストラクターをしていた。
担当していたレッスンは筋トレ系のレッスン。バーベルを担いだり持って運動することで筋肉をつけるレッスン。
もちろんただの筋トレだけでは人は動かない。
でも。
スポーツ業界はエンタメの重要性を知っていた。
「音楽とリズムと筋トレ」を絡めることで楽しくトレーニングできるコンテンツを作ったのです。
それがこのBpdy pumpというコンテンツ↓
ちなみにめちゃくちゃきついです。
でも音楽とリズムと人数がそろうと自然とクリアできちゃう。
おかげこの時の体脂肪率は9%。
でもトレーニングしているというよりも。「楽しい」が前面にある。
これがエンタメファーストの1つ。
ちなみにこのコンテンツは
- スクワット
- チェストプレス
- デッドリフト
という筋トレのビッグ3を軸に、腕や足体幹などのトレーニングを組み込むというレッスン。
しかも1つの種目はだいたい5分くらい。かなり長い時間行うので筋持久力がつきます。
そう。
楽しいの裏にはちゃんと健康になる要素がたくさん含まれている。
この順序が大事。
- 面白い・楽しい
- 正しい
でいい。
だから思う。今の医療にエンタメがもっと入るべきではないかと。
正しい医療を伝えるためにもエンタメが前に出る必要があると。
エンタメは人を豊かにする
エンタメは人を豊かにします。医療4.0より引用
医療4.0という面白い本からの引用。石井洋介先生の言葉です。
これはホントに痛感する。
今の医療はあくまでも1つの形。
その形を変えてエンタメファーストで人に伝えられたらもっと世の中の医療が変わる。
エンタメの後ろにひっそりと正しい医療を忍ばせたい。
そう思っている今日この頃です。
誰か俺にエンタメのアイデアください。手を組みたいっす。