スポーツジムのアルバイト時代から病院勤務までいろんな人に運動を教えてきたけど・・
運動を継続することはとっても難しいd( ̄  ̄)
カラダの専門家だから「正しく」運動を教えることに焦点を当ててきたけどそれだけじゃダメ。
一般の方にとって「運動」=「めんどくさい」になっている。
だったら「運動」=「楽しい」にしないと継続性が低くなってしまう。
「正しくてつまらない」よりも「ちょっと適当でも面白い運動」の方が継続率は高いし、効果も長期的に良い。
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2017年8月13日
人が運動を継続するためには3つのことが大切。
それが「楽で気持ち良い」「面白い」「短時間」という3つの条件。
運動が継続できない3つの理由
九州大学の先生が研究資料として出している「運動の継続率が低い理由」。
- 時間がないこと
- 活力がないこと
- 動機付けがないこと
心当たりはあるんじゃないだろうか?
この3つだ。できない理由はたくさんある。「仕事が忙しい」「天気が悪い」「興味がない」「体が痛い」など。
運動を始めるのは簡単だが継続するのが難しい。ホントに。
- 運動を始めた人は6ヶ月以内に50%の人がドロップアウトしてしまう。
- ジムに行き始めた90%の人が2ヶ月でやめてしまう
など。いろんなデータがある。
運動を続けるには3つのコツ
- 楽で気持ちいい
- 面白い
- 短時間で終わる
この3つが大切。
説明するまでもないが人間は怠け者さんだ。
だから運動嫌いな人に「はい、じゃあ明日からランニング30分やって痩せましょう!」なんて絶対に続かない。
ましてや膝が痛い人に「膝の曲げ伸ばし運動を1日5分やってくださね!」も続く可能性は低い。
簡単で楽で面白い運動。かつすぐ終わるもの。
そうでなければ日常生活の忙しさや他の快楽に運動は負けてしまうから。
世の中のお父さんにはこれくらいの体幹能力が必要だ。
これぞwin×winのトレーニング pic.twitter.com/1oiMuk0kn5
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2017年8月16日
ほら、こんな風に子供と遊ぶだけで体幹を鍛えられる。だって15kgの子供が乗っかるんだよ。遊びながらトレーニングしているから楽しい→続くのだ。
じゃあどんな運動が気持ちよくて面白いのか?
スポーツジムのレッスン
集団で音楽に乗せて動くレッスンやヒーリングの音楽に乗せてヨガをしたり。教えてくれるインストラクターの人も面白い人が多い。特に人気のインストラクターの人はトークが面白いしみんなを乗せるのがうまい。
ポイントは
- 集団
- 音楽
- インストラクター
これがスポーツジムレッスンの強み。「楽しいから来る」が結果的に継続的な運動に繋がっている。
スポーツ
集団で行うスポーツは継続率が高くなる。試合や大会があればなおさら。1つの目標に対して集団が一致団結する。勝ち負けがあれば当然「面白く」なる。
スポーツは気持ちも共感できる。
年齢や性別も関係なく気持ちで繋がることができるから、どんな年代の人にもスポーツはオススメ!
遊び
人間は遊ぶ動物だ。だから遊びを通してその中に運動が取り込まれていればなおいい。
そうだなー。
運動を遊び化しないと続かないんだよねー。
・ランニングよりも鬼ごっこ
・筋トレするよりも相撲
・ストレッチよりもヨガとかね。
運動プラスαの要素がないと人は運動する理由がない。これが現状。
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2017年9月8日
そしてコミットが大切
ぼくはRIZAPの方法はとってもすごいと思っている。
そうそう。コミットね。
何よりも運動は継続率が大切。
そのためには
1自身にコミットさせる
2それを視覚化できるデータにする
3どこでもアクセスできるツールに転換させておくこれが必要。
だからセラピストの紙で渡す自主トレなんてほとんど継続しない。スマホ使おうよ。わかりやすくシンプルに。
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2017年9月4日
人間の心理的な部分だけど
- コミットする
- それが視覚的にわかる
- 変化がわかる
これができると人間はモチベーションが維持できる。どうやらRIZAPの研修は「心理学」を大切にするみたい。
なぜか?
正しい運動や方法は巷に溢れている。でも問題なのは継続できないこと。その最大の理由は意志の弱さ。つまり心理学なのだ。
人の心をサポートして人の心を動かせば体も動くと。ちゃんとRIZAPは知っているのだ。
運動を前面に出してはいけない
運動を前面に出してはいけない。
「健康にいいから運動しましょう!」では誰の心にも響かないし、誰も動かない。
運動っていう要素はひっそり後ろに控えておいたほうがいい。
運動の前には
- 面白い
- 楽しい
- 気持ちいい
っていうエンタメ性を前に出してあげないといけない。その裏に運動っていう要素があればいい。
- 1万歩を歩かせるならウォーキングマシーンよりもディズニーランドで1日遊んだほうがいい
- 体操を毎日やるならみんなでダンスしたほうがいい
- 下半身のトレーニングをジムでやるなら山登りをしたほうがいい
動くことは手段。人を動かす目的を。運動する目的を前に出そう。
まとめ
運動が大切なのはわかっている。
運動の方法やダイエットの方法についてもほとんどのことが本やネット上に溢れている。
どこでも良い情報はキャッチできる。
問題なのは運動の方法ではない。運動を続けることだ。運動のステージに人を引き上げることだ。
そのまとめは
- 面白い、楽、短時間で終わるものを選択
- 集団、音楽、インストラクターによるスポーツジムレッスン
- コミュニティで行うスポーツ
- 自分自身にコミットして運動を行う
- 変化を視覚化して追うことができる(データや写真)
- 変化していることを本人が実感できる
- 運動継続は心理学がポイント
運動は簡単だ。
運動を継続するのが難しい。
でも運動は最高の医療でもある。
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運動は簡単だ。
運動を継続するのが難しい。
でも運動は最高の医療でもある。
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