どの病院に行っても必ず新人理学療法士が陥る罠があります。
「何も考えずにとりあえずマッサージから始めてしまう」です。
なぜこのような現象になってしまうのか。
理由があります。
最も陥りやすい最悪の思考パターンは
- 治療の知識がないので患者さんを前にすると困惑してしまう。
- 患者さんに何かしてあげないとまずいと思う
- とりあえず固い部分にマッサージを始めてしまう。これで何とか患者さんとの距離感を埋めようとする。
- 評価も治療も適当になってしまい、それが習慣化してしまう。
- もちろん患者さんも満足していない…
非常に怖い思考の罠です。
なぜあの膨大に勉強した知識を使わないのか?
なぜあれだけ実習中に考えて仮説を立てていたのに急にマッサージを始めてしまうのか?
あなたはいつマッサージ師になったのか?
このような体験してきた人もいれば、今現在ハッとしている新人の理学療法士の方もいると思います。
大丈夫です。
ちゃんと解決策はあります。
このまま何も考えずにマッサージ師と呼ばれたくありませんよね?
ではどのようにすれば1年目の理学療法士でも
ちゃんとした理学療法が出来るのか?
簡単です。
「しっかりと頭の中で仮説を立ててから触る」
何も考えずに患者さんの身体を触ってしまう人があまりにも多いです。
まずは理学療法士として動作や歩行・姿勢などを分析しているはずなのでそこから仮説をたくさん考えてみましょう。
私がこのトレーニングを積んだときは60分間の治療時間の内患者さんに触る時間は5分だけ。その他の55分は動作を分析し、運動を指示し、またその動作を分析して仮説を立てる
という訓練を続けました。
頭の中で仮説が100以上思い浮かべることが出来れば成功です。
細かくて疲れてしまう作業ですが1年後に確実にあなたの臨床能力は飛躍的に向上することを約束します。
こちらに音声も残しておきました👇