産まれる、生きる、死ぬから「生きる意味」を見出す

産まれる、生きる、死ぬ

ぼくらの人間のサイクル。

これ以外にない。

 

この世に産まれて、生きて、死ぬ。

どんな人も。

性別も国境も年齢も関係なく訪れる生き物のレール。

 

そしてつい最近ぼくは第二子が産まれた。「産まれる」に出会うから対極にある「死」を意識できる。

そこで考えた「産まれる・生きる・死ぬ・・そして生きる意味」ということについて。

一度考えてほしい。答えが出なくても。

 

目次

産まれる

産まれる瞬間を覚えている人はほとんどいない。産まれる瞬間本人はほとんど記憶がない。産んだ母親や周りの人だけがその瞬間を覚えている。つまり出産に立ち会う以外「産まれる」に出会う方法がない。

だから産まれる瞬間に出会うことはすごい貴重。

 

人が産まれる。その瞬間に出会うことでいま生きていることや産んでくれた親に感謝することが心からできる。

 

もし出産に立ち会うかどうか悩んでいるパパにはぜひ立ち会いを体験してほしい。

産まれた後に出会う子供と陣痛に苦しんで産まれてきた子に出会うのはその後の子育てに影響を与える。

 

だってママが命がけで苦しんでいる姿みてるから。パパも命がけで子育てできる。

生きる

「あー今日も生きていてよかった!」なんて会話を日本で聞いたことがない。

なぜなら日本は安全で平和な国だから、命を落とす危険も少ない。だから生きているという感覚を持って1日を過ごす人はほとんどいない。

例外としては病気になって余命宣告されている人や九死に一生を得た人は違うかもしれない。

 

彼らは人一倍生きる感覚を持っている。

 

なぜなら死を目の前にして生きている。もしくは生きる期限が決まっている。だからこそその日を「生きる」感覚を持つことができる。命の大切さ・尊さを感じることができる。

 

ぼくはそんな人を何人か見てきたし、知り合いにもいる。

 

だから生きるってやっぱりすごいことだなって思う。

 

その日1日を生きているか?それとも生かされているか?

 

死ぬ

実はこれも体験としては1回しかない。自分が死ぬ瞬間だけ体験できる。だから死ぬことについて深く考える瞬間は少ない。生きていることが日常だから。

 

でも「死」を間近にすることはある。

 

友人や親、大切な人が亡くなる瞬間。決していいことではないが。これも生や命について深く考えるきっかけを与えてくれる。

ぼくも身内をなくし、大切な人を亡くした。とてつもないストレスだ。

 

でもその悲しみが与えてくれるものはマイナスばかりじゃない。

 

死を間近にみてきた人は強い人が多い。その悲しみを隠しているのか、バネにしているのかわからないけど。

 

死を見て生を感じているのか・・死を間近にみてきた人は強い。

 

生と死と命と「生きる意味」

哲学的になってしまうけど。日本は生や死や命に関することに疎い。

 

でも世界をみて戦争が起きている国はどうだろう?貧しい国で1日ご飯を食べれるかどうかの国はどうだろう?目の前で人が殺されてしまうような国はどうだろう?

毎日死を間近にして、生きることに一生懸命で、常に生と死と隣り合わせで。

 

その人たちが望むのは何もないただのラブアンドピース。

一方日本の環境は世界トップクラスで平和が溢れているけど毎年3万人の自殺者がいる。

生を求めるものと死を求めるもの。そんな世界の矛盾までついつい考えてしまう。

 

昔ビートたけしさんが「生きる意味について」話していたことが印象的だった。

いまの社会は、人生とは何かとか。人間の生きる意味は何かみたいなことを言いすぎる。若い人には、それが強迫観念になっている。何かとそういうことを言う大人が悪いのだ。

自分たちだって、生きることと死ぬことの意味なんか絶対にわかってないくせに。

天国や地獄が本当にあるのかも、神様がいるのかいないのかも、誰も証明したことがないわけだ。そういう曖昧な状態なのに、生きる意味を探せなんてことを言われたら誰だって迷うに決まっている。

 

すごくスッと腑に落ちた。別に生きる意味なんて探す必要はないし、そんなのわからない。意味づけなんて他人がすることだ。

人生の成功だ?失敗だ?なんじゃそりゃ。

人はただ産まれて・生きて・死ぬ。ただその繰り返し。僕らはその延長上にいる。

 

 

産まれること

生きること

死ぬこと

 

もうそれ以上もそれ以下もない。あるがままに生きたらいい。

 
 
どう死ぬか・どう産まれるかの選択肢はない。
 
どう生きるかだけが選択できる。

 

答えのないブログ読んでくれてありがとうございます。

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