いろんなビジネス書読んできました。
キングコング西野さんの「革命のファンファーレ」・・
これはビジネス書というよりもこれからの未来の生き方を映し出している。
世にあるビジネス書how toが書かれているのではない。本質なのだ。全ての。
その内容と感想を読書家吉田がドカンと紹介する。
革命のファンファーレは帯をとって読もう。そこには余白ではなく戦略があるから。
本の中身はhow toではない。すべての本質をロジカルに説明している。西野さんは本物だ。
これを自分ごとに置き換えて行動できれば何でもできる。#革命のファンファーレ pic.twitter.com/f1y6PTJTkx
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2017年10月11日
とりあえず立ち読みで目次だけでも見てくれ
普段本を読まない人はとりあえず立ち読みで目次だけでも見て欲しい。
それだけでも意味がある本だ。
そして表紙を一枚とって読んでくれ。そこには余白ではなく「えんとつ町のプペル」が描かれている
これも西野さんの戦略だと思っている。この本もえんとつ町のプペルを広げるためのツールなのかもしれない。
じゃあそのファンファーレの中か僕が心に響いた部分を紹介する。
お金を稼ぐ時代は終わった「大切なのは信用だ」
お金の正体は何か?
その問いを西野さんはこう答えている。
お金は信用を数値化したもの
まさに_φ( ̄ー ̄ )
ちなみにこれはホリエモンも昔から言っていたこと。お金はただの紙切れで、「信用」をただ紙に託しただけ。だからお金のやり取りは信用のやり取りなのだ。
現代はこの「信用度」が非常にわかりやすい。ネット環境が整いSNSがメディア並みの力を持っている現代。
「嘘をつく」ということが自然と口コミに流れ評価が下がる世の中。フォロワーが目に見えてわかる世の中。
西野さんは信用度をクラウドファンディングで証明した。芸能人とクラウドファンディングの相性は悪い。その中で1億円というとんでもない額を調達した。でも大切なのは額ではなく、1億円を支援するたくさんの人の数の方が圧倒的に大切。
支援してくれた額ではなく支援してくれた人の数が信用になる。
小銭稼ぎなんてくだらない。
信用を積み上げて世界を変えていくほうがよっぽどワクワクドキドキする。
100万円稼ぐよりも1万人にフォローしてもらうのが100倍意味がある
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2017年10月15日
じゃあ一般の人はどうしていけば良いのか?解決策はシンプル。
嘘をつかないで信用のあることをしよう!価値のあることをしよう!だ。
FBの自己紹介から売り込みをしてくるバカは今すぐ革命のファンファーレを読むべし
GIVEする前に売るな
信用得る前に売るな
マネタイズは後ろだってことを言いたい。
あれ、完全に西野ファンだ笑#革命のファンファーレ pic.twitter.com/87mjvjbTNt
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2017年10月11日
インターネットが破壊したものを理解せよ
これは超重要。
これからの未来はテクノロジー化とグローバル化が加速する。だから前者のテクノロジー化であるインターネットの意味を考えることは未来を考えることに直結する。
インターネットがもたらしたメリットは数え切れないほどある。ではインターネットが破壊したものは何だろうか?
答えは「物理的制約」だ。
一番良い例は「デジタルコンテンツ」
例えば電子書籍。これはどれだけの数を注文されても支給可能で不足することがない。しかも在庫を抱える必要がない。これに負けてしまったのが日本の本屋、勝者はAmazon。
これをうまく使いこない企業や個人は厳しい世の中になる。
そしてインターネットがもたらしたものはもう一つある。
それが無料化だ。
ネットによる無料化が実力社会を生む
- 無料でできるゲーム
- 無料で読める本
- 無料で・・・
インターネットによって「無料」つまり「フリーミアム」が広がった。
世の中に無料の商品がそこら辺中に転がっていることにお気づきだろうか?
これはインターネットによって商品の比較が変わったから。つまり近くのお店ではなく「世界」が比較対象になった。
まずは試してみて!本当によかったら買ってね!という世界にシフトした。
いきなりお金を出してモノを買うほど現代人の財布はゆるくない。つまり「無料化」の時点で質を問われ競争にかけられる。
だから西野さんはプペルを全ページ無料化して絵本の実力で勝負した。もちろん細かい戦略があるのでこのあたりは本を読むべし。とても勉強になります。
そしてこれからは確実に無料化が進み、本当に良いものだけが残り自然淘汰される。
だから不要な職はなくなるし、仕事も減っていき、良いものだけが残る。
これを恨む人もいれば喜ぶ人もいる。前者は現状維持にしがみついている人。後者はアップデートをし続けている人。もちろん西野さんは後者だ。
西野さんのビジョンがでかいから人はワクワクする!
聞いたことあるかもしれないが、西野さんはディズニーランドを越えようとしている。
・・・・ビジョンがでけぇぇ。
だからぼくらはワクワクドキドキする。
他にも
- ホリエモンはロケットを飛ばそうとしている
- SHOWROOOMの前田さんはGoogleを越えようとしている
- 西野さんはディズニーランドを越えようとしている
ほとんどの人が「無理でしょ」って思っている。
でも「できるでしょ」よりも圧倒的に意味がある。
難解なことにチャレンジするからたくさんの人を巻き込める。ワクワクとドキドキを力にしてたくさんの人を仲間にできる。
いつだって世界を変えてきたのはたった1人の強い想いだ。
「世界を変えてきたのはいつの時代もたった1人の強い想いだ。」
その想いだけじゃダメ。
行動して、拡散して、みんなで変えるんだ世の中を。 pic.twitter.com/vJBI5P4jf1— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2017年10月15日
えんとつ町のプペルの売り方が現代のビジネスの全てだ
えんとつ町のプペルの売り方を冷静に分析してみよう。絵本の世界で30万部という桁違いの売り上げをあげた戦略だ。
- そもそも内容が良い(コンテンツ自体が良い)
- 分業制にした→作り手を売り手にした(たくさんの人を巻き込んだ)
- 無料化して話題を作った
- その無料化にも仕掛けがありweb上の欠陥を作った→結果的に本が欲しくなる仕掛けになっている
- 著作権を取っ払った→多くの人が勝手に拡散・広告してくれる
- お金は後回しにして人の信用度と多くの人を巻き込んだ(個展やクラファン)
- 絵本の売り方やニーズを徹底的に分析した
- 過去の歴史を分析した
- 全てが偶然ではなくスーパーロジカルに考えた戦略
- そしてその戦略に圧倒的努力が加わっている
という自分なりの本を読んだ分析
はっきり言ってこのプペルの売り方がこれからの現代のモノの売り方だと思う。
だから一言。これからビジネスする人は絶対買うべし。
えんとつ町のプペル並みに近くに置いてバイブルにしておくべき本だと思っている。
そう。立ち読みして終わりではなく近くに置いておくべき本なのだ。
最後に「泣けるあとがき」
最後に紹介したい。あとがき。
このあとがきには西野さんの熱が宿っている。だからなぜか泣けるし心を動かされる。
周りが何と言おうと
世間が何と言おうと
昨日までの常識が何と言おうとかまわない。
キミの人生の決定を、他人や環境に委ねるな。
キミの人生はキミが決定しろ。
常識に屈するな。屈しないだけの裏付けをもて。
それは行動力だ。それは情報量だ
引用:革命のファンファーレ
さああなたは何をする?
何もしないで猛スピードで変化する時代に乗り遅れるか?
それとも自分自身に決定権を持って前に突き進めるか??
とにかく西野さんのこの本を読んで見て欲しい。
何かが変わるはずだ。それがあなたのファンファーレの始まりなのかもしれない。