「俺にしかできない」技術って確かに大切。
でもそれってその人が死んだら終わり。
誰かに後継したり伝えたりするけどやっぱりその張本人の技術には叶わない。
じゃあどうすれば良いのか?
「俺にしかできない」を「誰にでもできる」に変えたらいいんだ。
セラピストの腕自慢大会?
これはよく目にする光景。というか昔、僕もそうだった。
ほらこんなに治ったよ!
ほらこんなに変化したよ!
ほら俺はこんなにすごいんだぜ〜!
ってよくありますよね。ちょっと知識や技術が身について治療で変化が出るようになると余計に。
別に悪くはないと思います。
それがパフォーマンスだったりビジネス的な見せ方であれば。
でもね。
もしたくさんの人を幸福にするためには「俺しかできない技」って広がりに限界がある。
- 俺死んだら終わり。
- 俺誰かに伝えても100%は伝わらない。
- 俺の自己満。
になってしまう。
もしすごい技術があるなら。
簡単に誰でもできるように変えたらたくさんの人がハッピーになるんじゃないか?
なぜかその技術を小難しくして。セミナーに出ないと習得できないよ!みたいな感じになってしまう
もっと簡単に。誰にでもできるように変化させたらいい。
誰にでもできるを実践しているセラピスト
そんなこんなのモヤモヤもあり。
僕はこの10年間でもっとも尊敬できるセラピストに出会った。
広島にいる蒲田先生。
知識や技術は半端じゃない。でもそれだったら他にもたくさんの素晴らしい先生がいる。
何がすごいって?
「誰にでもできる」をとことん追求している。しかも高いレベルで。
蒲田先生すごいところ。
「誰にでもできるようにする」ことを目指している。治療の技術や評価が人によって変わってはいけない。なるべくスキルの差を埋めるようにデバイスや治療方法を考えて提供している。
本当にリスペクト。
ほとんどのセラピストは難しく難しくして腕自慢をする。
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2017年8月26日
先生と話した時のことをよく覚えている。
俺:「先生はどんなことが目標ですか?」
蒲田先生:「言っていい?PTを減らすこと。」
と。
その一言の意味が深かったし、先生のやっていることが素晴らしすぎて度肝を抜かれた。
つまりスキルや技術の差を減らして誰がやっても再現性の高いものになるように、商品開発や治療方法を作り出している。
その代表的なツールがリアラインシリーズ。
ここまでPTの知識を一般化させて一般の人へ広く浸透するように行動し販売しているセラピストをぼくは知らない。
リアライン関係のグッズを一度見てほしい。
誰がやっても効果が出るようになっている。こういうツールを作っているのは蒲田先生くらいじゃないかな、しかも実用レベルで。
徒手的なものはなるべく排除して、誰もができるようなツールや方法。
「俺が俺が」じゃなく「みんなが」
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2017年8月26日
リアラインシリーズの完成度が高すぎる
じゃあちょっとリアラインシリーズのツールを見てみよう。
リアラインインソール
実はこのインソール。カスタマイズが簡単にできるようになっている。どんな人にも当てはまるインソール。
リアラインバランスシューズ
膝が痛い人に使えるバランスシューズ。下腿外旋症候群に対してかなり効果的。
リアラインインソール・ハイヒール
ヒールのインソールってすごい難しいんだけど。。本当によくできてます。
とまだまだリアラインシリーズはたくさんある。
- ソックス
- レッグプレス
- リアラインコア
など。
すごい理由は端的に
- 使い方が簡単
- 誰にでもできるように設定されている
- 実際の効果を研究している
リアラインシリーズを使ったことがある人はわかるだろう。その簡便で効果の高さを。
これが「PTを減らす」ってことだ。
誰にでもできるが増えたらPTはいらない
「スキルや技術の差を減らして、誰にでも再現性の高い治療を提供する」
これが様々なリアラインシリーズの完成度の高さからわかる。
ぼくも大賛成だ。必要がないってことはニーズが解消されているってこと。
徒手療法での差がばらつきがあって再現性が低いのであれば。
誰にでも使えて簡単で再現性の高いツールが広まった方が断然よい。
- 俺にしかできない→ツールで誰にでもできるになる
- PTの需要が減る
- PTの要求されるニーズが変化する
そんな風に変化していけば良いなと思っている。