NWB!!非荷重時にどんなリハビリをする?3つのポイントから非荷重時のリハビリを考える!

大腿骨頸部骨折やACL損傷、脛骨や足関節骨折などの下肢疾患に対して

NWB…つまり荷重していはいけないという指示が医師から出ます。

 

ではこの非荷重時にどんなリハビリをすれば良いのでしょうか?

ただ単純に筋力強化や可動域訓練をすれば良いのでしょうか?

ただ何となく暇つぶしに筋トレしていませんか?

 

実はこの非荷重時におけるリハビリテーションのよって荷重時にうまくいくかどうかは決まります。

今日はそんなポイントについてお話します。

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目次

大切なのは○○を意識すること

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1番重要なのは荷重を開始した未来を意識することです。

例えば足関節の骨折で3週間NWBだとします。

 

未来を想像します・・

もし足関節にROM制限がある状態で3週過ぎて荷重開始したときにどうなるか?

松葉杖歩行を3週間していると骨盤や脊柱に歪みを生じてきます。

 

ではこのまま荷重を開始したらどうなるか?

また、2次的に股関節に回旋制限が出現してしまった。

荷重を開始するとその回旋ストレスはどこに加わるか?

などなど

 

つまり非荷重時リハビリは荷重を開始したときの未来を予測しながらリハビリを進めていくのです。

 

荷重をしないと人間の体は歪んできます。その歪みを最初から修正し左右対称に近い状態にすることがポイント。

 

人間の中心は骨盤〜脊柱です。

この部分に対してアプローチするとスムーズに荷重できるようになります。

 

簡単にまとめると正常な歩行に必要なアライメントと可動域を確保しておくことが大切です。

私はよくこれを使います→背骨の歪みを15分で変えるスグレモノ

 

荷重というストレスが人間に必要

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NWBということは足膝股関節〜骨盤への荷重刺激が加わらないということになります。

この荷重はとても人間にとって大切な意味をなします。

 

関節で考えるのであれば足関節の背屈が十分に促され膝関節〜股関節に荷重刺激が加わります。

更に循環から考えると足関節のポンピング作用がOKCの時よりも何倍にもなって血流が促進されます。

 

急性期において血流の改善が最重要なポイントです。

 

他にも筋力強化訓練としては単純なSLR訓練のようなOKCを行うよりも荷重や歩行の方が何倍も効果あります。

荷重というストレスは2足歩行を始めた人間にとって必要不可欠なストレスなのです。

 

中枢神経系のエラーを考える

筋力低下や可動域低下は考えるとなんとなく予測できます。加えて大切なのは「中枢神経系」のエラー。

1日足を全く使わないだけでも中枢神経系はエラーを起こします。

 

つまりNWBの時期から正しい運動を学習させることがポイントになるのです。

 

まとめ

  • 未来の荷重時を意識してリハビリテーションを行う
  • 正常な可動域とアライメントの非対称性を修正
  • 中枢神経系のエラーを修正

 

この3点を行うことによって荷重時にスムーズに体重をかけることができます。

 

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