理学療法の実習で大切なことは「たった一人のかっこいいセラピスト」に出会うこと

辛い実習

眠れない実習

怒られる実習

ほめられる実習

楽しい実習

セラピストの実習はいろんな体験をします。そしてたくさんの学びもします。

そして理想と現実とのギャップを迎える出来事でもあります。
僕は実習で大切なことの1つとして「たった一人のかっこいいセラピストに出会うかどうか」だと思うわけです。

なぜなら僕自身その体験があるから今もこの仕事を続けられるからです。

目次

憧れやかっこいいは最高の勉強の動機付け

ある学校の先生と話した時こんなことを教えてくれました。

理学療法士に「憧れ」や「かっこいい」という感情を抱いている学生は放っておいても伸びる

確かに。その通りなんです。

結局「かっこいい」「憧れる」っていう感情って最高の学習の動機付けになる。

これは仕事以外でも同じこと。

なんでもそうだけど、「やらせれてる」学習は染み込まない。

でも「やりたい」っていう学習は止められないくらい深く、大きくなる。

 

もし実習先のバイザーが全員やる気もなく、適当に仕事していたらどうだろうか?

「自分も将来こうなるのだろうか?」という不安だけが残るはず。

学校側もそんな姿を見せるために大切な学生を送り出したわけじゃない。

最終実習の前にやめようか悩んでいた時期

僕自身の話。

3年制の学校で最後の実習に行く前までに理学療法士をやろうかどうか悩んでいた。

「ん〜だいたいみんな同じような筋トレや可動域訓練ばっかりだな・・この仕事面白いのかな?」・・と大変失礼な学生でした。(出会ったバイザーは全て素晴らしいセラピストでした。僕がひねくれていただけですw)

 

でもこの気持ちが変わったのが最終実習。

最後のバイザーとの出会いが全てを変えてくれました。

すごく端的に感じたのは「かっこいい」です。つまり憧れたわけですセラピストに。

 

セラピストの仕事風景やこだわりや患者さんとの接し方全てが。

その先生が理学療法を誇りに思って好きで仕事をしているのが120%伝わりました。

 

その瞬間から現在までそのバイザーの熱量は僕の中で生きています。

 

だからバイザーをする人は熱量を持って仕事を楽しく向き合っている姿を見せてほしいなって思います。

知識や技術はあったほうがいいですが、なくても問題なし。

むしろ貪欲に勉強している姿を見せてあげればいいと思うし、一緒に悩んであげたらいいと思う。

 

実習は現実を見る場所

実習は現実を見る場所です。

入学してくる学生は少なからず期待や理想を抱いてくるはず。

でもそれが良くも悪くも崩れるのが実習。

  • 書類が多い
  • 現場の症例は難しい
  • 勉強が難しい
  • 介護のような仕事もする
  • 会議が多い
  • コミュニケーションがわからない
  • 教科書通りにはならない

などなど。いろいろなギャップを見るのが実習。

 

だからこそバイザーが輝きを持っていることが大切。

「大変だよ。それでもこの仕事って素晴らしいし、かっこいいし、楽しいよ!」

みたいなセラピストに会えるかどうかは大切だと思うわけです。

 

それは確実に学生に伝染します。長い間。→セラピストにとって必要な熱量がね。

 

もちろん学生も努力しないといけない。

でもバイザーも責任を持って対応してほしい。

そのバイザーの言動や行動全てを学生は感じ取っているわけです。

 

それが将来のセラピストに伝達して、世代を超えていくわけです。

 

という僕の独り言です。。ではでは。

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