- たくさん勉強しています
- たくさんの技術を習得しています
- たくさんのセミナーに行っています
- たくさんの人を良くしています
もうそんな自慢大会はやめよう。
そんなのは当たり前の話で。もっと先を見据えてみよう。
理学療法の知識と技術の先にあるものを書きます。
いま思うこと
目の前のクライアントや患者さんをみることはもちろん大切。
加えてこれから先の未来やリハビリを俯瞰して見る目線と今の常識を疑うことが大切。
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2018年5月19日
明日あなたが死んでも今の患者さんがハッピーに暮らせますか?って事です。
吉田はゴッドハンドに反対派です。
たった1人のゴッドハンドだけでは救える人の数が少なすぎるからです。そして短命であり、永続性がないから。
未来に残すために必要なのは誰にもでコピーできて拡張できるシステムなのです。
1対1の視点の狭さ
- はい、1対1でリハビリをします。
- 患者さんが良くなりました。
- はい、おしまい。
それで良いのか?って話です。
これって1対1の話。吉田も若い時はここばっかりにフォーカスして視点が狭い人間になっていました。
目の前の人の「結果が出る=痛みが変わる=動きが変わる」それが全てなんだと思い込む時期。多分少なからずあると思います。
でもそれは視点が狭いし、セラピストが死んだら救える人数は少ないし、後世に残るものってほとんどないのです。
システムを考えて自分がいなくても誰かが良くなるシステムを。多くの感謝が自動的に生まれるシステムを考えないといけないのです。
日本はこれから若い人が少なくなり高齢者が増える社会。1対1で勝負していても救える人には限界がある
1対Nを作る必要があるし
チームを組んでN対Nを作る必要がある
だからゴッドハンド1人だけで自己満足していてはダメ。1人の優秀な施術者がいても自分の周りの人をよくできるのはせいぜい80年くらい。それって短命です。
患者さんやクライアントさんの身体状態が良くなることばかりにフォーカスするんじゃなくて。
身体のマイナスをゼロにする社会システムや体制を整えた方が100倍くらいの人を救えるはず
1対1ではなく。1対Nのリハビリとシステムを。
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2018年5月19日
知識・技術を高めるのは当たり前かつ縛られてはいけない
つまり自分の知識・技術を高めるのは当たり前で。かつその事ばかりに縛られてはいけない。
理学療法士の勉強する姿勢は素晴らしい。でも専門分野だけ勉強すると視野が狭くなる。日本や世界が抱えている問題やリハビリの世界を俯瞰的にみないといけない。
すると何をしたらいいかが見えてくる。
俯瞰して世の中をみる。そしてこれから何が起きて、どう変化するのかを知っておく。
世界が・・日本が・・地域が・・個人が・・どんなニーズがあって、何で困っているか?1つの視点ではなく広く視点を持つこと。
これをもっと細かくすると
- 政府
- 企業
- 個人
を対象にしたサービスを考えて提供しているか?ってことです。
自分がいなくても回るシステムを
究極「明日あなたが死んでも今の患者さんはハッピーですか?」って事です。
もしNOであれば、それは自分の自己満足。
YESと言うためにはシステムを考えて自分がいなくても患者さんが良くなるシステムを作ること。
だから自分の知識・技術だけを向上させるゴッドハンドのデメリットは以下の通り↓↓
- ゴッドハンドはある程度の人数は人を救える。生きている間だけ。
- ゴッドハンドは「なんでも良くできる」妄想を作りだす
- ゴッドハンドは依存を作りだす
- ゴッドハンドはコピーできない→サービスを拡張させられない
ゴッドハンドはコピーできず、拡張できない。だから永続性がないんです。
だったら小学生でもできる健康体操を考えて100年先も続けられるシステムがあれば?ゴッドハンドの100倍以上の人を救うことができるだろう。
だから「ラジオ体操」みたいな誰もが知っている体操って実はものすごいシステム。
そしてそれは自分がいなくても回るシステムになり、たくさんの人をハッピーにするはずだ。
リハビリしたらある程度良くなるし体を動かしたらある程度健康になるのはわかっている。
でも出来ない。やりたくないから。その壁を理論で崩すのは無理。人の感情を動かすためには「エンタメ」が必要
これからのリハビリにはエンタメが必要なんだ。
勝手に動いてたらリハビリになっていた!みたいな
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2018年5月19日