PTがスポーツ選手の動作分析を深く見る3つのポイントとは?

スポーツ選手の動作を分析するときにはどこに目をつければ良いのか?
ただなんとなくスポーツ選手の動きを見ている人へ
スポーツ選手の動作分析の3つのポイントをお伝えします!

本日はJARTAアドバンス4セミナー。

JARTAとは
東洋医学・東洋身体観、そして身体意識や認識学を基にした技術・トレーニングを提供するスポーツトレーナー協会です。特に武道・武術の概念を”日本人のアドバンテージである”という視点でスポーツトレーニング理論に応用し、「日本独自のトレーニング」を選手やチームに提供しています。」

ホームページより引用

という素晴らしい協会です。私も立ち上げから関わりを持たせていただいていますが代表の中野さんは器の大きな人間です。ぜひ一度お会いしてください。

IMG_4794さて今回の内容はスポーツ選手のパフォーマンスアップを考える上で非常に重要なスポーツ動作の構造分解。簡単に言うとそのスポーツにどんな要素が必要でそのためにはどんなトレーニングや治療が必要かということです。むしろここがわからなければどんなに良いトレーニングやコンディショ二ングをしていても効果がありません。そしてとても難しいし楽しい部分です。

一部を紹介します。

目次

1前提条件の確認

その競技がどんな特性を持つのか。つまりどうすれば勝てるのかということです。例えばサッカーであれば相手よりも多く点を取り、点を取らせないようにすることです。当たり前かもしれませんがこれが大切。そのためにはシュートを入れる、止める必要があり、その下にはという形で勝つためにはどうな要素が必要かを考えます。

2運動構造を考える

では少し具体的な話で、サッカーシュートのパフォーマンスアップに焦点を当ててみましょう。 勝つための最高のサッカーシュートは何か?

シュートはただ単に強く速く打てば入るわけでもない。ゴールキーパーに察知されないようにシュートモーションや、フェイント、球の軌道、回転を変化させていく必要があります。前者の考えでは筋トレは有効ですが、後者の考えでは筋トレだけでは不十分になることがわかります。球の軌道が思い通りに描けるようになるためには、片足の安定性や体幹のバランスなどなど沢山の要素が加わっていきます。

式で表すと。

競技運動構造-A選手の動き=トレーニング

になります。

つまりこの図式から外れたトレーニングには選手に何のプラスもないのです。

3フェーズに分ける

野球では有名ですがどの競技もフェーズに分けたほうがいいですね。ボールを投げる前と後の時間軸を追って、その時の体の分析を行ってみましょう。

サッカーのシュートを考えてみても、ボールへのインパクトの前に、相手を見る、足を振り上げる、コースを定める、ボールの蹴る位置を決めるなどなど多くの要素が「シュート」を構成します。だからこそ単純に足の筋力をつける=シュートが入るようになるというわけではないのです。

まとめ

ただ単に筋トレしたり痛みをとるだけがスポーツリハビリではないです。もっと深い根幹から考えていかないと日本のスポーツは強くなりません。皆さんも今よりも一歩、先にいきましょう!

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