最近は保険診療から自費診療へ移行して開業するセラピストが増えました
つまり腕に自身のあるセラピストは病院から出て行く傾向にあるのです
さてこれは本当に「患者さん」にとって良いことなのでしょうか?
ちょっと考えてみましょ。
自費診療のセラピストが増えることは良いことなのか??|理学療法士のカラダnote!!吉田直紀!|note(ノート)
保険診療内の腕の良いセラピストが自費診療に移行することは本当に「患者さん」にとって良いことなのか?? https://t.co/tIcH5Fud77
— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2018年4月3日
自費診療の魔術
- 自費診療はお金が儲かる
- 自費診療は自由だ
- 自費診療はかっこいい
- 自費診療はやりたいことができる
なんて魔術がかかっていないだろうか?
確かに自費診療をやるメリットもある
でもこれは「魅せ方」の一つでもある
組織から出て自費診療をする場合、自分自身をブランディングして広告塔にならないといけない
だから少なからず背伸びをしてよく見せようとSNSや広告を駆使したりする
自費診療=保険診療より良いってのは洗脳に近い
そしてそれがビジネスの方法だったりする
妄信しないようにしよう
保険診療内にも腕の良いセラピストはたくさんいる
むしろそっちの方が患者さんはハッピーになるんだ
保険診療から良いセラピストが抜けてしまう恐怖
あなたの大切な人が怪我をした時に真っ先に行くところはどこでしょう?
自費診療の整体?自費診療のリハビリ?
いや違う
保険診療内の病院である
もしその保険診療から優秀なセラピストがどんどん抜けてしまったらどうだろう??
真っ先に不利益になるのは「患者さん」だ
- 保険診療の世界から優秀なセラピストが抜ける
- 病院にいる時に質の良いリハビリが受けられない可能性が高くなる
- 患者さんは困る
あなたの大切な人が骨折をした時
あなたの大切な人が脳卒中を起こした時
あなたの大切な人が先天性の障害を持った時
それを真っ先に担当するのは自費診療のセラピストではなくて保険診療内の病院のセラピストだ
だから保険診療の優秀なセラピストには病院に残って欲しい
でもこの保険診療→自費診療へ移行する流れは止まらない
どうしたら良い??
保険診療から良いセラピストに残ってもらう方法
じゃあどうしたら良いのか?
できるかどうか別として
自費診療に近い形の報酬や自由度を与えるべきだ
なぜ保険診療の世界から自費診療に出るセラピストがいるのか?
その理由は
- 勉強してお金をかけて技術を高めても給料が変わらない
- 自分の自由なことができない
この2つが大きい
だったらその2つを保険診療内でカバーして
優秀なセラピストを保険診療内でとどめておくことはできないのだろうか?
- 診療報酬以外の形で成果主義をもうけて頑張った人がお金をもらえるシステム
- 病院内で自費診療を行うシステム
- セラピストがやりたいを行うシステム
要はシステムの構成
しっかりと落とし所を考えて病院側の利益を作り、リスクを減らして提示できれば保険診療内でも十分できる。
それは病院のトップが柔軟な頭があることと、企画するセラピスト側が組織の利益をちゃんと提示できるかどうかが重要。
自費診療>保険診療だなんて1mmも思わない
吉田は自費診療の方が保険診療よりも絶対に良い!!なんて1mmも思っていない
自費診療をやっているからこそ保険診療のリハビリの重要性を強く感じる
- 急性期
- 回復期
- 外来
- 訪問
- 維持期
いろんな時期・形のリハビリがうまく行っている時は患者さんの状態はすごく良くなる
逆に保険診療のリハビリがうまくいっていないと自費診療に来ても時間はかかる
結果
一番困るのは「患者さん」だ
要は保険診療も自費診療もうまく手をつなぎ、患者さんを真ん中において考えようよってことだ
つまりこういうこと↓↓
セラピストは円の中心ではない
保険も自費診療も全て外野
真ん中に患者さんを置いてくれ
自分のためなのか?
患者さんのためなのか?これって忘れかけてしまうことがあります。
学校のHPの図にふと我に返った今日です
そんな記事をサクッと書きました→https://t.co/NWogUGLYUH pic.twitter.com/TXkNeS40qJ— 吉田直紀〜理学療法士〜 (@kibou7777) 2018年3月25日